Earth アルコールに免疫のないイヌイットたちが路上に酔いつぶれる姿を 遠巻きに見ながらアンカレッジを出た。 氷点下20℃の晴天のなか半袖でにこやかに先導するヒゲモジャのツアーガイドとともに フェアバンクスから南下し荒野を目指す。 そこにはワイルドベリーとアニマル蔓延る原野があった。 食べ物の匂いのするバックパックは木の上に上げて寝なくてはいけない。 クマ回避のためだ。 2mをゆうに超えるグリズリーに遭ってはひとたまりもない。 人の家の枕はなかなか合わず寝付けず、 一晩中目の冴えた25年前の夜だった。 そんなアラスカに集った超大国2国。 自国内の格差をなくすため経済向上に突っ走ってきたアジアの大国。 怠惰なき貧困は解消しなくてはいけないのでその気概はすばらしい。 ただしそこを中心に地球はまわっているわけではないことを信じようとしない。 一方西の大国。備わったパイオニア精神で旧態依然を かき分け新世界を切り開いていく。 その手間は厭わない、手段は選ばない。理想へと突き進む。 間違いなく東西の頂点である2横綱である両国は、 青く丸い土俵の上で睨み合う。 虎視眈々と相手を倒して上に立とうと思惑を巡らせている。 さて、この千秋楽の一番には応援すべき価値はあるのか? 勝った側を称えるべき勝負なのか? 私の住所はgoogle.comである。 大方のエリアは地続きみたいなものだ。 路上のイヌイットとも、即やり取りできる。感覚的にはお隣さんだ。 二日酔いにいい薬が日本にはあるから、言ってくれれば送ってあげる。 コミュニケーションは瞬時、トランスポートはそれなり、だ。 アラスカもアフリカも距離的感覚は同じ。 ただし、そこの住民の境遇は違う。 立地や気候で収穫、能率、進化などの差が生まれるわけだが、 この青く丸い土俵はほかを蹴散らして自分がのし上がる戦いのリングではなく、 すべての住人が補い合い守り抜く神聖な場所なのだ。 なかでも力あるものたちはすべてを尽くして向き合うべきなのである。 google earthをピンチインしていくと国名国境が消えていく。 海と土地だけ。 バックには天の川銀河がうっすらと映る。 これが私達の暮らす土俵なのである。 I left Anchorage while watching the Inuit who were not immune to alco
鎌倉の今朝。犬の目で見た歩きやすい鎌倉お散歩ガイド。 Zen city Kamakura walking guide from view of the dog